2018/04/07

無の


解体工事をしていく様を毎日見ている。
通る度に作業は進んでいき、ついに更地になった。
今まで何の疑問も持たずに見ていた建物が、急に無になり、その向こうの景色を見せ出す。
いつか建物がどんな風であったか思い出せなくなるんだろうけど、また町の一部を喪った、みたいな感覚。

陳腐な約束を私たちはしがちだが、
陳腐でも約束は約束で、それがあると気持ちの拘束力が生まれたりする。
でも、気持ちに拘束力が生まれにくい・生まれない人間もいるわけで、幾度となく過ちは繰り返され、その度に傷ついてきた。
バンドマンという生き物に何かを期待する方がアホでバカで間抜けなんでしょう。
まぁ私も世間的にはバンドマンなんだけども。
もう結構この世界の雑さにうんざりしている。

低気圧で頭痛いし、もう一回寝る。