2013/07/02

夜中の数学

7月になった。
別になにも代わり映えなどしないよね。梅雨があけてほしい気持ちと、夏なんかくるなという気持ちと、半々。

どこかで社会性を落としてきたようで、まともに会話ができない。
笑っていればいいところで変なことを言ってしまう。
困っているけれどあきらめてもいる。
バカにされるのが一番嫌いだ。まともにコミュニケーションを取れないのが見え見え。

数学だけをやっていたい青年に出会った。
数学だけをやっていたくて数学だけをやってきたとは思えないコミュニケーション能力と言語能力だった。
SNSをやっていなくて、携帯電話は折りたたみ式で、面倒だから冬でも暖房器具を買わなかったらしい。朝早くに図書館にでかけてぬくぬく勉強し、大学で授業を受けて、帰ってきて布団に潜って寝ればいいのだと言っていた。
それでもわたしに興味を持って話してくれるのがうれしかった。そういうひとにはバカにされ続ける人生だったから、とても新鮮で、2回目になるけど、うれしかった。
彼氏はいるの?とか俗っぽい質問をしてこなくてとてもよかった。そういう質問が無意味になるような人だった。
連絡先をきかなかった。きっとまた会えるし、頻繁には会いたくないとおもった。