2013/12/01

基幹

弾き語りだけの時は言葉の力をものすごく重視していた。言葉だけでなんとか伝えようと思っていた。でもユニットになってからはそうじゃなくていいと思えたから、頭の中のイメージを単純に音にしていけばいいだけで、歌詞の精度を下げてもそこは補える気がしている。違うかな。

久しぶりに曲を作ったらクソみたいな歌詞になって、どうしようもないと正直思った。弾き語りだけの時ならボツ曲だけど、杏と力丸さんに託したらまたイメージが変わるかもしれないと思って送っておいた 。

最近は全然曲が書けなかった。特に言いたいこともなかった。ただ目の前で起こっていることを受け流すのはすごく楽だ。なにも残らないけど。それじゃまずいと思って色々音楽を聴いたりけれど、だめな時はなにをやってもだめ。

卒論の為に聴いたシェーンベルクの「月に憑かれたピエロ」が不愉快な曲なのに何回も聴きたくなる魔の迷宮だった。恐ろしい。初音ミクバージョンも聴いた。初音ミクはVの発音ができない。あと巻き舌も。日本語文化圏で生きていると確かに馴染みがない発音ね。ヴァーカ!とかたまにわざわざ言うやついるけど。ドイツ語はグーテンタークしかわかんないや。