そこに歌詞やメロディーや歌い方をはめていく。順番はその時によってさまざま。イメージだけは絶対に先だけど、イメージ+歌い方だったり、イメージ+歌詞だったりする。イメージ+歌詞+メロディーが浮かんでいる状態はあまりない。たまに言いたいことが先に浮かぶことがあるけど、大体上手くいかない。
何か外部から刺激を得た時、私の頭で物語が作られる。その刺激というのは、会話だったり風景だったり、漫画だったりドラマだったり多種多様。まぁこれは皆同じな気がする。自分のうたに自分の考え方は沢山織り込まれているけど、自分のことはあまり歌っていない。覗き見した誰かの生活を勝手に自分の中でふくらませて、自分によく似た人をそこに住まわせてみたりして、曲の世界を充実させる。
自分自身が空虚なものだと思いこんでいる節があるからなのか、自分自身を
歌った歌はたまに歌ってみても面白くない気がしてすぐにやめてしまう。
ひねくれているから、自分でも自分の扱いに困る。暗い歌ばかり作るけど、明るい歌を聴くのがすき。跳ねたくなるような。