悲しみのどん底にいるのですが、こんにちは、聞こえますか。涙を主食にしてメンヘラという言葉を見かけるとハンカチを歯で引きちぎり、グミをおやつに生きています。たまにくるお便りで町の様子を知ります。今日は雨だったのでお便りが濡れないように、郵便屋さんがビニール袋に入れてくれていました。ここには太陽の光があまり届かないので、擬似太陽先生をお招きしました。擬似太陽先生は早寝早起きです。擬似太陽先生は色々なことを教えてくれます。太陽系のこと、睡眠のこと、おいしいベーコンの作り方…。私が知らないことを擬似太陽先生は沢山知っています。でもすぐに寝てしまうので、一日で教えてもらえることは限られています。夜はヨガをしたりハーブティーを飲んで過ごします。今日教えてもらったことをノートに記し、深呼吸をして眠ります。これが悲しみのどん底の暮らしです。悲しみのどん底はとても過ごしやすいです。暑くもなく寒くもなく。少しの憂鬱を瞼に乗せて、今日も擬似太陽先生と楽しく過ごしています。