2013/11/18

虚構

なにもかも嘘で、なにもかも存在しなかったんだ。たぶん、たぶんね。寝る前の部屋で考えることはいつも同じ。
いつもいつも同じことを考えて、同じような夢を見て、同じように悲しくなって、違う毎日を過ごしている。考えていたら心臓が壊れそうだ。一生抱えて生きていくのは僕の方だ。まともに話すこともしないなんて卑怯だと単純におもう。逃げも隠れもしないし、真正面から向き合うことだけが正しいと思っているんだ、僕は。でも世の中は逃げる人ばかりだし逃げてもいいんだと父が言っていた。そう言われたから少しゆるせる気がした。いつだって言葉に救われている。