2016/11/15

都市の周縁について

インタビューで同じことを訊かれすぎて、後半はテンプレート化した話をしていた気がする。そういうものか。

ついに明日11月16日は1stアルバム「都市の周縁」の発売日で、
フラゲ日の今日すでに店頭に並んでいるようで購入報告をいくつかいただいて嬉しい限り。

10歳くらいで歌い始めた時はまさか自分で曲を作るとは思っていなかったし、
14歳くらいで曲を書き始めた時はアルバムを出すのにこんなに時間がかかると思っていなかった。
もう24歳だから、人生の半分以上歌を歌っていることになる。そろそろ年齢を公にするのをやめたくなる年頃である。

全曲ライナーノーツとかを書くべきなんだろうか。
1st、2nd、3rdとかぶっている曲はそんなに書くことないやね。
…書くか。


てってれー






1.いじわるなきみのこと

アレンジを変えたのはこっちの方がしっくりくるから以上でも以下でもない。
鍵盤は自分で弾いた。アナログもあったけどデジタルにした。
小学生っぽい歌い方を意識した。そんな感じ。


2.ぐるぐる

1stのアレンジを豪華にした感じ。
ドラムを先に録ったからバランスをとるのが大変だったらしい。
りきさんのギターがふわっとカリっとしていてよい。
闇感ゼロの曲。


3.さみしさのABC

ABCは六本木の青山ブックセンターのこと。
六本木でバイトをした帰りに漫画をさがしたけど見つからないからAmazonで買っちゃえという曲。


4.部屋

歌だけ再録だけどぼけーっと聴いてるとわからなそう。
何も歌ってる感がないけど好きと言われる率が高い。


5.ゲーム

これも歌だけ録り直し。
アレンジも変えればよかったかな。


6.パラレルワールド

アレンジを大幅に変更。これも自分で弾いた。
ミニマムだけど広がりがあるという意味では「部屋」と概念が似ている気がする。
「泳げない街」は青山のことだし、「パラレルワールド」のイメージも青山。


7.水色

歌だけ録り直し。
滑舌を意識したから聴き比べてみてほしい。


8.選ばれない

「僕なら"選ばれたい"にする」とこっけんろーるのこっけ氏に言われてハッとした。
アレンジが一番しっくりきている曲。


9.さようなら

これも歌だけ再録。
聞き比べると違うのかなー。


10.夜の海の夢

音がクリアになったね!(そりゃあそうだ)
PV撮ったけど映像ってむずかしいなーと思った。特に人にやってもらうのってすごくむずかしい。


11.おしまい
極めて政治的な曲だけどいろんな受け取り方があっていいと思っている。
淡々と歌うことで誰かが何かに気づくといいな、というくらいの気持ち。



雑になってしまった。
聞きたいことがあったらツイッターとかライブで聞いてください…。




しずくだうみ 1stアルバム[『都市の周縁』
NARISU COMPACT DISC HYCA-3058 2300円+税

収録曲:
1.いじわるなきみのこと
2.ぐるぐる
3.さみしさのABC
4.部屋
5.ゲーム
6.パラレルワールド
7.水色
8.選ばれない
9.さようなら
10.夜の海の夢
11.おしまい


「都市の周縁」取り扱い

【オンライン】
HMVオンライン
Amazon
タワーレコードオンライン

【ディスクユニオン】
各店
(特典:「ボツ音源集」CD-R、12/9 dues新宿イベント参加券)

【タワーレコード】
横浜ビブレ
渋谷
池袋(特典:未公開写真ポストカード、12/18インストアイベント参加券)
新宿

梅田
神戸

名古屋パルコ

福岡

新潟

札幌ピヴォ

仙台

広島


2016/11/07

パーソナル


ブログを書こうと気合を入れて書くものじゃないと思いつつ、気合を入れないと書けない。

曲を3つほど仕上げないといけなくて焦っている。納期、納期納期。進捗をちょこちょこ出すの大事。面倒なクライアントじゃない限り。で、ひとつはなんとかした。あと2つあと3日くらいでなんとかしたい。
自分の作品は出てくる時は嫌でも出てくるから仕事してればなんとかなる。アルバイトをしている時は無だけど。週3〜4日、1日3時間だけ無になる。
忙しいような気になっているけど別に忙しいわけではない。12月の予定は今のところライブのみ。初めてインストアライブができるんだけど、入場無料だから人を沢山集めなきゃ!みたいなプレッシャーがいつも以上にすごい。プレッシャーを感じると吐く。とにかく吐く。あと動悸がひどい。最近わかりやすくひどい。それで眠れなくてブログを書いている。

「どんな音楽聴くんですか」と訊かれても自分でもよくわからないし、「このアルバム全体で言いたいことは何ですか」と言われてもそれもよくわからない。あるんだろうけど、わからない。こじつけるのも違う気がして、ありませんと言った。「どんな音楽聴くんですか」が社交辞令的な挨拶の一部とわかっていても面倒でなんとなく流してしまう。コミュニケーションの糸口はきっと他にもあるはずなのだけれども。


レコードプレイヤーを安価で手に入れたからレコードを買った。
カーペンターズが74年?に来日した時の記念盤とか、クリスマスコンピとか。カーペンターズのパーソナルなことが書いてある冊子がついていて、ああカレンも人間なのだよなぁとか思ってしまった。死んだ人間はパーソナルな部分が見えづらくて、そのおかげで曲をフラットな気持ちで聴けるのがよい。デメリットは勝手に作り上げられたイメージで聴いてしまうことか。
私自身はSNSをめっちゃやるけど、SNSが苦手なミュージシャンに惹かれる。阿部芙蓉美さんはツイッターをやめてホームページをブログのようにしていて、色々心配だけどそれはそれでいいのかな、という気持ちになった。パーソナルなことがわからないというのも作品が生きるという意味では必要なことなのかもしれない。その点ユーミンのSNSでの発言はずっこけた。まぁ元々そういう人なんだろうけど、可視化して結構つらいな…と思ってしまった。今日はユーミンのレコードは買わなかった。フラットな気持ちで聴けるようになったら買うと思う。

長々と書いてしまったな。
寝る努力をしよう。