2020/12/30

写すもの/写さないもの

 なんでもない景色を撮るのが好きで、でもカメラのことはよくわからない。ミラーレス一眼を実は持っているが、あれやこれや言ってくる人の発言を思い出してつらくなるからあまり使っていなくて、フィルム付カメラ、いわゆる写ルンですを使っている。(今使ってるのはコダックだけど)






私がオッと思うのが他人にとってはなんでもない景色すぎて、撮っていると「今撮るべきものあった!?」という顔で通りすがりのおばさんに凝視される。人生はそんなことの連続だわな。


疲れて寝たら西陽の部屋で自分の影が入らないように写真を撮る夢を見た。猫が2匹いた。






2020/11/27

イルミネイション

街がイルミネーションでチカチカしていて、乱視気味の私の目には大変なノイズであった。電飾をつけられる木にはストレスがないのだろうか、とか余計なことを考えてしまう。


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ビッグイシューを買った。

販売員のおっちゃんはやたら元気で、でも腰が痛くて2足歩行じゃなくて4足歩行だったら痛くないのにと言っていて笑った。誌面の短歌特集は結構ちゃんと短歌特集だった。


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電車が混んでいることが多くて、何本でも見送ってしまう。こんなに待つなら歩いた方が早かったな……と思いながら少しだけ空いたような気がする車両に乗り込む。次の駅で空く。なんだったんだろうと思いながら座る。もう一駅歩くのを習慣化した方がよさそう。でもいつも忘れている。そんなもんか。


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この時間に起きて何かを考える日が多い。

昨日は5時間連続で寝られた。すごく珍しい。

打って変わって、今日は2時間で起きた。赤子かよ。

あきらめてストレッチをしたり、こうしてブログを書いたりしている。長文しか勝たん状態のnoteに比べてライトな気持ちで書いている。雑記帳的な。

2020/11/22

陳列棚

 不動産の営業マンに捕まってしょうもない話をして、何をしているんだろうと思って「何の話や!おなかすいた!」と切り上げた。空腹をこじらせた後のごはんはおいしかった。


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地味で気づかれにくい仕事について考えている。

ちょっとした掃除をこまめにやるとか、ストックを切らさないように買っておく、とかそういうの。

あまりにも地味すぎて評価されないし直接お金になるようなことじゃないんだけど、勉強ができるのと同じくらい実は貴重なことだよなと最近頭でぐるぐるしている。昔の上司は「やらなくても死にはしないから!」が口癖だったけど、やらないと心が死ぬみたいなのは共有できなくて、共有できなさにくじける場面が何回でもあった。押し付けがましいのはどんな場面でもなかなかつらいものである。


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夢の話。

昔写真を撮ってもらったことがある人が出てきた。

今どうしているんだろう。

写真好きなんだけどな。

夢の中でのその人は明日はデートなんだ!と色んな人に言いふらしていたけど、多分そういう人じゃない。

相変わらず私は夢の中での引越しに成功せず、まだ実家にいる。

2020/11/16

ふよふよ

 3時間くらいしか眠れなくて、でも病院の予約があるから頑張って起き上がって病院へ行った。

3時間しか寝られてないの!?よくきたね」と言われた。そう、えらい。

帰りにモスバーガーで米粉ポークサンドを買ってテイクアウトしたら電車を乗り間違えて、家に着く頃にはだいぶ冷めていた。それでもおいしいが。


その後昼寝をしたら珍しく夢を忘れた。

いつもは鮮明に覚えている。記憶の容量は一定で、夢に容量を取られると覚醒時の記憶が薄くなるから適度に忘れるようにできているらしい。どーりで忘れっぽいわけだが、これは実は自業自得で、つらすぎることがあった時に夢日記をつけて夢を覚えていられるようにしたことが10年くらい前にあって、そこから夢と現実の区別がつきづらくなっている。あと、現実で嫌だと思っているけど言えないみたいなことが募りすぎると夢で本人に言ってスッキリするという現状が起こるのだが、夢と現実の区別が曖昧すぎて、現実で言った気になってしまい、そんなの聞いてない!と相手に言われてトラブルになったことがある。しかしまぁ最悪な事例だな。というわけで夢日記はおすすめしない。

2020/11/15

偕老同穴

 ひんやりした朝、うだるような夏。

思い出すことが多い。記憶の引き出しを開ける度に、そんなところにまで刻まれていたのかいと自分に驚く。


ひとつひとつの小さい記憶の引き出しを丁寧に掃除して定位置に戻していくような生活をしている。少しのことで引き出しは壊れてしまう。他者に故意に壊されることもある。大丈夫になるのに近道や裏技はなくて、壊れないように石橋を叩いて渡る。それでも変わりたいと思う意思だけが私を進める原動力で、もうこれを始めて10年にさしかかろうとしている。人生で関わった人間たちの言葉が、その時そのままのテンションでぐわんぐわんと鳴り続ける轟音の中を高音部を聞き取る部分が麻痺した耳を曝して歩いていく。

2020/10/27

cure

 気温ばかり見ていて肝心の天気そのものを見ていないということを最近よくやってしまう。

玄関を出て、雨やんけと思って傘を取り出すが、靴も替えなきゃいけなくて時間をロスする。

最近は時間に余裕をもって準備することが多少できるようになった。できない時も多々あるが。


数年前の私は偏頭痛に悩まされていた。

某小売店に勤務していたのだが、明らかに私を避けているというか無視している女性がいて、それでも私は挨拶しつづけた。虚無に浮かぶ「おはようございます」は私の脳に突き刺さって抜けなくなった。脚を動かして血流をよくしている間は痛くないことに気がつき、よく動かしていた。奇妙な動きをしながら作業をする私を見て、彼女はさらに苛立ってはため息をついた。苛立って爆発しそうなのは私の方なのに、何も気がついていないかのように振る舞い続けた。

何故そんなことを思い出したのかというと、多分それが秋の出来事だったからだ。この気温、雰囲気、冬へ向かって寒さが増していく予感……そのあたりのあれそれが基本的には眠っているはずの記憶を呼び起こす。

その後数年も、毎年きっかりなかなかエグいエピソードが発生しては私史を塗り替えてきた。去年の今頃の出来事からは、実は全く立ち直れていない。年を取るにつれて回復が遅くなっている気がする。おいしいものを食べて気を紛らわすといった手法も、食事の制限が多い身にはそれ自体がストレスになるような例もあり、なかなか難しい。


今の家に引越してきて大体半年が経った。

あまりにも対応が遅くてカタツムリと罵っていたインターネットがやっと開通し、ツイキャスの最中に回線がぶった切られる心配はなくなった。

実は家具が揃いきってなくて、早く揃えたいと思いつつなんとなく暮らしている。お金の問題というよりコミュニケーションの問題という感じだが、家具が揃いきらないのがこんなにストレスだったのかという気づきがある。

以前、引越してきたこの町に馴染めないと書いたが、馴染めない自分に慣れてきた。この町には俗に言うところのマイルドヤンキーがいない気がしている。よそものと地元民の区別がない町はフラットで暮らしやすいように見えて、びっくりするほどただ淡々と日々が過ぎていくだけなのだ。特に今年は祭礼の類が軒並み中止なこともあり、町の平常時とハレの日の温度差すらわからない。みんながみんな、仕事に行って疲れた帰り道にスーパーで食材や惣菜を買って風呂に入ったり入らなかったりして眠りについて……なわけではないはずなのに、それ以外の生活があまり見えてこない。都市計画で平たく整備された町の中にも本来ならあるはずのものも見えにくくなってしまっているのだと思う。いやもしかしたら都市計画で街並みも人々の生活スタイルも思考も全部ローラー式に平らにされてしまったのかもしれないが。いつか町と人の個が見えてくるだろうか。


深夜と呼ばれる時間になってから眠り、数時間で早朝覚醒をしてこれを書いた。今日は夢と現実の区別がつかなくて数分混乱していた。数十分経ったら何が混乱する要素だったのかも忘れた。忘れていくくらいがちょうどいいことだった、ということにしておこう。

2020/09/19

care

 睡眠がどんどん狂っていく感じ、最悪。

夕方まで憂鬱が続く。夜だけちょっと元気。

2020/08/05

8月4日

朝のうちに起きて病院に行った。うまく寝られなかったからものすごく眠かった。

家を出る前に何が食べたいと思いつつ何か作る気力はなくて、いただきもののフルーツゼリーを食べた。

病院の診察の前にブックオフで小川洋子の未読の本を2冊購入。また積読を増やした。

診察が終わって各駅停車でノロノロ帰った。大した時間外を歩いていないのに汗だくになって、帰宅即着替えて洗濯機を回した。梅雨が明けてから洗濯するのがそれほど苦ではなくなった。

夏バテっぽくなっていたから少し昼寝しようと横になったが寝られず、共作の曲のメロがきたから作詞をした。

ごはんを食べてZOOMで打ち合わせをして、疲れ切って寝た。深夜に吐き気がすごくなって起きて、脱水怖いなと思いながらOS-1を飲んだけど回復のスピードは遅め。エアコンをずっとつけててもいいんだけど、時間帯によってはエアコンの設定温度の方が高い深夜の扱いは難しい。天気予報の気温を見てタイマーをセットしたものの、それより先に脱水がきたというわけだった。

これを書いている今は、何か食べたい気持ちはかなりあれど胃が心配で何も食べたくないという調子である。OS-1ゼリーも買っておかないとダメだなこれ。

2020/07/28

バケーション

全部ストップしないと死ぬと思って各所に連絡した。

パフェを食べたり自転車を注文したりした。自転車、すぐ乗って帰れるやろとのんきなことを考えていたら取り寄せになり、歩いて帰ったら思いのほか疲れた。
疲れ切っていて、どうぶつの森でお気に入りのキャラクターに貢ぎ物をするなどしていたら大層眠くなり、お昼寝というか夕方に寝るやつをやって起きた。

ごはん作るかね。

2020/07/15

21℃

早朝に目覚めると肌寒いという状態が、ここ2日くらい続いている。
いつも熱の移動の為にサーキュレーターを使っているが、必要がないからふと目が覚めた時に消した。

少し肌寒い日はカーディガンを羽織ればいいのに、夕方買い物に出かける時には日焼けを気にしないでいいことが嬉しくて忘れてしまう。スーパーの冷蔵庫だらけの店内は寒くて鳥肌が立つ。玄関にいる時にはそれをなぜか思い出せない。

2020/07/13

無題

自分の体験を、誰に見せるわけでもないのに見せる前提のような文章で書き始めた。
思い出している段階ではふわっとしていたものが、文字になって整理されていく中で輪郭を持っていく。
一気にやってしまいたい気持ちがあったが、時間的制限もあって途中でやめた。もう少し頭を整理してまたやるとしよう。

大げさではなく私の時間は止まっている。落ち着かないまま最悪の気持ちを抱えていると解離が始まる。ここがどこで自分が誰なのか、今起こっていることに対して自分が抱いている感情はどれなのか、波はあれど、わからなくなる。
でもそんなことは他人に理解されない。ここがどこなのかはGoogleマップを見ればよくて、自分が誰なのかは少しずつ考えていくとわかる。感情だけがわからない。そして、数ヶ月かかって、「あの時の感情はこれでしたよ!」と通知される。遅い。遅すぎる。その出来事に関わっている人間に言ったところで「いつの話してんの?」と笑われる。笑われるならいい方で、怒られることもある。そして私は他人に話さなくなる。話さずに封印していると、たまに噴出してしまう。何かの拍子にコントロールがきかなくなる。そしてまた疎ましがられる。そんなことの繰り返しだ。時間はなかなか進まない。