2020/07/13

無題

自分の体験を、誰に見せるわけでもないのに見せる前提のような文章で書き始めた。
思い出している段階ではふわっとしていたものが、文字になって整理されていく中で輪郭を持っていく。
一気にやってしまいたい気持ちがあったが、時間的制限もあって途中でやめた。もう少し頭を整理してまたやるとしよう。

大げさではなく私の時間は止まっている。落ち着かないまま最悪の気持ちを抱えていると解離が始まる。ここがどこで自分が誰なのか、今起こっていることに対して自分が抱いている感情はどれなのか、波はあれど、わからなくなる。
でもそんなことは他人に理解されない。ここがどこなのかはGoogleマップを見ればよくて、自分が誰なのかは少しずつ考えていくとわかる。感情だけがわからない。そして、数ヶ月かかって、「あの時の感情はこれでしたよ!」と通知される。遅い。遅すぎる。その出来事に関わっている人間に言ったところで「いつの話してんの?」と笑われる。笑われるならいい方で、怒られることもある。そして私は他人に話さなくなる。話さずに封印していると、たまに噴出してしまう。何かの拍子にコントロールがきかなくなる。そしてまた疎ましがられる。そんなことの繰り返しだ。時間はなかなか進まない。