2013/07/06

阿吽

急に耳が塞がる感じがした。
こわくなった。歌えなくなったらどうしようと思った。
まみくんに言ったら全然相手にされなくて、
「耳おかしくなんねーから」としか言われなかった。
音楽ができない私になったらきっとひどく孤独なのだけれど、
思いのほかその方が自由な気もしていて、
買い物に行ったり旅行をしたり写真を撮ったり、
それだけでもきっと楽しいはずなのだ。
結婚をしてすきな人と暮らしたり、
ましてや子どもを産み育てるというビジョンが私には見えない。
とか言って数年後に両方していたらそれはそれで面白いけれど、
全然現実のものとして自分がそうなることを想像することができない。

私のうたは基本的に生活の中で感じたことをフィクションに変換しなおしているのだけれど、いまいる環境からの影響がとても強い(まぁ当然か)。
だから同じような環境にずっといることを意図的に避けている節がある。
きっとそのやり方が気に食わない人もいるんだろうとは思っている。
同じ環境にいることを避けることは、少なからず他人を傷つけたり裏切ったりするからだ。
それでも私は違う環境を求める。その残酷とも言える考え方を人に話した記憶があまりないから、ブログに書くのは少し怖い。インターネットの海に放り投げると何が起こるかわからない。まぁなんでもいいや。
吸い込まれるような出会いしか信じてないし、それもいつか離れるのは必然だとずっと思って生きてきたのだ。

梅雨が明けたよ。