2014/01/25

刺青

ブログ書こう…と思ってアプリを開いた。真っ白の画面の前で指が止まった。書きたいことと書けることは少しちがう。

自殺したいと友人が言う。生きろと私が言う。一緒に公園に行ったりライブに行ったりしている時は元気に見える。楽しかったと言ってくれる。ひとりの時がつらいのは私もそう。お茶を飲んでピアノを弾いて疲れたら眠ればいい。とか言っていて数時間連絡がない間に友人が死んでいたら私はこれからどうやって生きて行ったらいいんだろう。


卯月妙子「人間仮免中」を読んだ。
統合失調症の卯月さんが車がビュンビュン走る歩道橋から飛び降りるところから漫画が始まり、そうなるまでの経緯が説明される。基本的にはノンフィクション。
飛び降りたからぐちゃぐちゃになった顔になっても、交際相手がセックスしようと言ってくれたところでボロ泣きした。妄想による意味不明な発言にも不安を煽らない対応をして、飛び降りて入院しようが明るくお見舞いに行く家族と交際相手。周囲が明るいと卯月さんも前向きになる。生きようとする。

私は友人を救うことまではできなくても、つらいのを緩和することや死にたいという切羽詰まった気持ちを多少取り除くことくらいはできているんだろうか。
ここからの続きを書いていたら、なにを書いても気持ちが悪い気がして、全部消してしまった。友人に死なれるのはつらいし絶対にいやだし、しばらくはどうしたらいいのかわからなくてうろたえるだろうけど、実際そうなってしまってしばらくしたら乗り越えられる自信はなぜかある。逆境でも生きる、いきるぞー。